カテゴリー: Fashion

tuxedo&dress

■フォーマルを着る

フォーマルウェアを遊びの中で着るようになったのは、いつの頃からかな。僕が本当のフォーマルの意味を教えてもらった世界が、これまたヨットの世界なんです。

フォーマルを着る、という事は、 誰にとってもそうあるように、一つの儀式のようなものです。きちんとした服をきちんと身にまとうだけで、気持ちは自然と「きちんと」の世界へシフトします。その場の主への礼節や感謝を、衣裳で表現する事にもなりますね。そして何より、自分自身が最高にその場を楽しむのです。

しかし、ヨットをはじめその他スポーツの世界では、その事が日常の私たちよりも、もっとはっきりと区別されます。

ヨットレースの場合。
ハードなレースの後、おおかたのレース後には華やかなパーティが開催されます。潮いっぱいクタクタの体にシャワーを浴びせ、カッパからネイビーのダブルのジャケットにパリっと着替える。

重要なのは、このメリハリです。

スポーツの中には、こういうフォーマルの世界が普通にあります。Tシャツでヨットに乗ることも、ブレザーでパーティに出席することも、どちらも同じように「これも遊びの一つ」と、思うようになっていたと思います。

服をわざわざ着替える遊びです。
こんな楽しい素敵な事はありません。

■男性のフォーマルと言えば、やっぱりタキシード。

タキシードは、かなり不思議な洋服です。

タキシードは本来略礼服なのですが※、そのデザインの秀逸さのせいか、どうも堅苦しく、敷居が高いイメージを持った方もたくさんいるのでは、と思います。しかし、普段ジーンズでだらしなくしている人も、タキシードを着るとシャキッ!とするし、かっこよく見えるものです。たいていどんな人が着ても、一瞬で紳士になれる衣裳、それがタキシードだと思います。

Dog House クリスマスパーティにて
Dog House クリスマスパーティにて

本来、タキシードを着る事自体は目的ではなく、必要があるから選ばれる衣裳である筈なのですが、タキシードに関しては、着ることが目的であってもいいような気がします。例えば、007のジェームズ・ボンドになったみたいに、自分をとびきりかっこよく演出し、それになりきり、思いっきり楽しむ遊びです。タキシードを着て、とびきりのジェントル・マンになりきる・・・その為に、パーティを開催したっていいと思いませんか。もちろん、普通のスーツやジーンズを履いても出来るかもしれませんが、パーティではタキシードにかなう衣裳は無いと思います。ドレスアップした女性をエスコートすれば、さらに良いということです。

 

■ドレスが似合う女性の条件とは?

美人・・・まあ、それにこした事はありませんが(笑)もっと大事な事があります。
それは、健康(そう)な体と姿勢と立ち居振る舞い。
これが、一番素敵なドレスの着こなしだと思います。もちろん男性も。

最近見たドレス姿でカッコいい!と思ったのは、映画MI3に出てくる、ランボルギーニで現れる赤いドレスの女性です。単純に、その女性の身のこなしや美しさも光っていましたが、そのシーンは映画の場面転換で効果的に演出されており、普段の”カジュアル”から一気に”フォーマル”へ、ハッとするようなメリハリにワクワクしました。
『普段のカジュアルから一気にフォーマル』
これって、男女のお洒落な遊びの一つではないでしょうか。

さてみなさん、いかがですか。
年に一度くらいはタキシードとドレスを着て、さっそうと出かけてみませんか・・・!
良いクリスマスを!


■DOG HOUSE Xmas Party 2006

http://www.jib.ne.jp/dog/dogevent.htm#xmasp

Dog House クリスマスパーティにて
Dog House クリスマスパーティにて

(※タキシードとは男性用の礼服の一つで夜間のみ着用される物であり、同じく夜間用の礼服である燕尾服よりもやや略式なものとみなされる=Wikipediaより引用)

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靴は好きですか?

■僕は、靴が好きです。

スーツを着るような事がほとんど無い仕事柄、運動靴や革靴など、僕の足元は毎日バリエーションに富んでいます。
バイクが移動の半分以上を占める今となっては、バイク用のシューズもたくさん買いましたし、いつもたくさんの靴の選択肢があります。
今日は、そんな僕が靴と遊びについてのお話しをしましょう。

■靴の数だけ増えたもの?

幾つくらいの年齢の時にそんな風に思い始めたかもう忘れてしまったけど、僕は自分の持つ靴の種類が増える事について、興味深く考えるようになりました。

子供の頃はどんな子も、だいたい運動靴一つで済みますよね。通学も体育の時間も遠足も親戚の家に遊びにゆくときも、何処へゆくのも運動靴だけで足りるのです。靴の違いは、せいぜいそれが新しいか古いかの違いくらいです。

ところが、小学生も高学年くらいになると、登山やスキーに連れていってもらうようになります。
そうすると、登山靴(キャラバンシューズ)と、スキー靴が僕のアイテムに増えてきます。
中学生になると、体育の授業で使う体育舘シューズが増え、テニス部に入ったので、テニスシューズが増えました。
大人になるという事は、靴の数が増えるってことなんか・・・?
僕はそんな風に思い始めるようになりました。

やがてヨットと出逢う僕は、デッキシューズ、ウェットシューズ、デッキ用の長靴などとも出逢います。
登山には、軽登山靴からヘビーなものまで、買い揃えました。
また、フリークライミングにはクライミングシューズも必要です。
美しい渓谷をどんどん登ってゆく沢歩きには、フェルト底のシューズがどうしても必要でした。
スキーは、アルペンからツアー用まで、目的によってもちろんブーツも違うものが快適です。
スポーツカーが好きな僕は、ドライビングシューズは必需品でしたし、
オートバイにもオンロード用とオフロード用で、それぞれデザインや用途が全く違います。

さらに、滅多に着ることが無いにしろ、スーツやジャケットに似合う皮靴も必要です。
タキシードにはエナメルのオペラパンプスでなければ絶対、変です。

数え挙げると、まだまだたくさんあります。

靴は、どの靴にもそれぞれの役割があって、代用が利きません。役割とは、機能であったりデザインであったり、それらの全てが、その時の僕に必要な足元なんですね。

要するに、靴の数は自分の遊びの数に比例するという事なんです。
靴の数は、人生の楽しみの数と同じなんです。
すなわち、靴の種類を多く持つ人は、楽しみの数が多い人とも言えると思うのです。
僕は、新しい遊びと出逢う度に増え続けたあらゆる種類の靴を思い、そんな風に定義するようになりました。

■靴はコレクションにあらず

靴は僕にとってコレクションではなく、全て道具です。
なので、靴箱にずらりと並んだ靴をわざわざ見るなんて事はありませんが、僕の思い出の中に並んだ全ての靴の中に、それら全てを通過してきた自分の人生の喜びを見ることが出来るのです。

ちなみに、今僕が一番気に入っているのは、アルパイン・スターのバイクシューズ。
運動靴のようなデザインで、バイクと車の両方の運転に対応出来るようになっています。
履き心地もいいし、仕事で一日の内にバイクや車を頻繁に乗り換える事もあるので、何より楽です。
今は同じデザインのもので4足目、ボロボロになってもまた履きたい気に入っている靴と出会えるのは、楽しいことです。

さてあなたは、何種類の靴をお持ちですか?
そしてこれから先、何種類の靴が増えそうですか?
よき靴との出逢いを・・・!

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憧れのVANジャケット

■”Cape Cod Spirit”

さて、”VANジャケット”というブランドを知っていますか?

僕が、ヨットに乗り始めた1967年、VANジャケットは”Cape Cod Spirit”というテーマでキャンペーンを行い、New England Styleのファッションを売り出したのです。

ちなみに、ケープ・コッド(コッド岬)は、アメリカ東海岸、N.Y近郊で、アメリカ開拓の出発点でもあるマサチューセッツ州にあります。夏場はホエール・ウォッチングの観光客で賑わうサマー・リゾート地です。当時大統領であったケネディの別荘もありました。ニューイングランド(地方)はそんなケープ・コッドを含み、大西洋を渡ってイギリスからヨーロッパの文化が融合した街であり、非常に洗練されたイメージを創り出していました。僕はこの街がとても好きです。(その後アメリカズカップで渡米し僕自身の目で確かめていたので、よく知っています)

ニューイングランドスタイルとは、そういった流れの中で生まれたネーミングなのでしょう。
Tシャツにバミューダパンツ、上品なカジュアルウェアといったところです。

話しを元に戻します。

その、VANジャケットのポスターには、外洋ヨットが!!

記憶の中のVANポスター
記憶の中のVANポスター

・・・かっこ良かったです。
突き抜けるような青空と、真っ白のセイルのコントラストが画面のほとんどを占め、ヨットのバウ(先端位地)に、そのファッションをまとったセイラーが座っているポスターでした。白いセイルの真ん中にフロートするようにランプのデザインのVANのcape cod spiritのロゴがあしらわれ、とにかく抜群に洗練されていました。

 

しかし、何と言っても僕が感激した事は、そのセイラーの姿が、いかにも僕の日常の姿と全く同じであった事です。

・・・これって、毎日僕がしてることと同じやん!

そのような洗練された遊びをしている、という自分が、特に誇らしく思えたのです。だって、まさしく同じ事を、既に日常でしていたのですから。自分では全く手の届かない世界、考えられない世界へ、ヨットを通じて僕はあっという間に同じ世界への入り口に招待された気分でした。ポスターのモデルは、まさしく僕自身でした。

そんなこともあり、マリンファッションには、かなり敏感でした。時代が流れた今から当時のファッションを見れば、まぁどうかな~というところですが。

しかし、そういった欧米やマリンの世界からの感性は、確実に僕・Mr.JIBの目に、心に、貯金されていった時代でした。良いものは、時代や世代を超えても、ずっと良いのです。

VAN


●VAN JACKET INC. web page

http://www.van.co.jp

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