月別: 2006年12月

Mr.JIB的 年末年始

年末そして年始、もう何回過ごして来たのだろう。
子供の頃は、とにかく楽しかったと思う。
冬休み、スキー、お年玉など、どれをとっても楽しい事だらけで・・・。
それが二十歳を過ぎると、何故かお正月はごく普通のイベントになってきた。
スキーかヨットでほとんど家にはいないというのが、その頃の僕の年末年始の過ごし方だった。
仕事をするようになってからは、家にいてもそれはごくわずか。
そそくさと家を出て仕事場へ行き、静かなアトリエで一人、何かとごそごそするのが好きでした。

僕は「休日」という言葉が好きではありません。
事をいったん始めたら、それを中断するのが嫌だからです。
休日を挟むとやりかけの事がまた一からやり直しとなり、また熱も冷めるしで、僕にとってはいいことが無いのです。

それは僕が、自分で自分の行動のONとOFFを決める(選ぶ)事が出来るから、という事と、
毎日好きな事をしているから、という事で、このように考えるのかも知れません。
常に何かしていたいし、始めたら中断するのが嫌いだからかな。
寝食忘れてなんとやら、です。

そんな僕を人は『回遊魚』『バッテリー』などと言います。
止まってると死ぬとか、放電するなんてね!
しかし、全くその通りだと我ながら思います。

一年のけじめ、と思うのですが、なぜか知らないうちに過ぎる年末年始です。
しかし僕の場合は、いつもと同じように過ぎてゆく事が、一番心地良いんです。

これも、自分の好きな事を自分の仕事にした恩恵なのではと思います。

みなさんに素晴らしい新年が訪れますように。
来る新年もよろしく!

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tuxedo&dress

■フォーマルを着る

フォーマルウェアを遊びの中で着るようになったのは、いつの頃からかな。僕が本当のフォーマルの意味を教えてもらった世界が、これまたヨットの世界なんです。

フォーマルを着る、という事は、 誰にとってもそうあるように、一つの儀式のようなものです。きちんとした服をきちんと身にまとうだけで、気持ちは自然と「きちんと」の世界へシフトします。その場の主への礼節や感謝を、衣裳で表現する事にもなりますね。そして何より、自分自身が最高にその場を楽しむのです。

しかし、ヨットをはじめその他スポーツの世界では、その事が日常の私たちよりも、もっとはっきりと区別されます。

ヨットレースの場合。
ハードなレースの後、おおかたのレース後には華やかなパーティが開催されます。潮いっぱいクタクタの体にシャワーを浴びせ、カッパからネイビーのダブルのジャケットにパリっと着替える。

重要なのは、このメリハリです。

スポーツの中には、こういうフォーマルの世界が普通にあります。Tシャツでヨットに乗ることも、ブレザーでパーティに出席することも、どちらも同じように「これも遊びの一つ」と、思うようになっていたと思います。

服をわざわざ着替える遊びです。
こんな楽しい素敵な事はありません。

■男性のフォーマルと言えば、やっぱりタキシード。

タキシードは、かなり不思議な洋服です。

タキシードは本来略礼服なのですが※、そのデザインの秀逸さのせいか、どうも堅苦しく、敷居が高いイメージを持った方もたくさんいるのでは、と思います。しかし、普段ジーンズでだらしなくしている人も、タキシードを着るとシャキッ!とするし、かっこよく見えるものです。たいていどんな人が着ても、一瞬で紳士になれる衣裳、それがタキシードだと思います。

Dog House クリスマスパーティにて
Dog House クリスマスパーティにて

本来、タキシードを着る事自体は目的ではなく、必要があるから選ばれる衣裳である筈なのですが、タキシードに関しては、着ることが目的であってもいいような気がします。例えば、007のジェームズ・ボンドになったみたいに、自分をとびきりかっこよく演出し、それになりきり、思いっきり楽しむ遊びです。タキシードを着て、とびきりのジェントル・マンになりきる・・・その為に、パーティを開催したっていいと思いませんか。もちろん、普通のスーツやジーンズを履いても出来るかもしれませんが、パーティではタキシードにかなう衣裳は無いと思います。ドレスアップした女性をエスコートすれば、さらに良いということです。

 

■ドレスが似合う女性の条件とは?

美人・・・まあ、それにこした事はありませんが(笑)もっと大事な事があります。
それは、健康(そう)な体と姿勢と立ち居振る舞い。
これが、一番素敵なドレスの着こなしだと思います。もちろん男性も。

最近見たドレス姿でカッコいい!と思ったのは、映画MI3に出てくる、ランボルギーニで現れる赤いドレスの女性です。単純に、その女性の身のこなしや美しさも光っていましたが、そのシーンは映画の場面転換で効果的に演出されており、普段の”カジュアル”から一気に”フォーマル”へ、ハッとするようなメリハリにワクワクしました。
『普段のカジュアルから一気にフォーマル』
これって、男女のお洒落な遊びの一つではないでしょうか。

さてみなさん、いかがですか。
年に一度くらいはタキシードとドレスを着て、さっそうと出かけてみませんか・・・!
良いクリスマスを!


■DOG HOUSE Xmas Party 2006

http://www.jib.ne.jp/dog/dogevent.htm#xmasp

Dog House クリスマスパーティにて
Dog House クリスマスパーティにて

(※タキシードとは男性用の礼服の一つで夜間のみ着用される物であり、同じく夜間用の礼服である燕尾服よりもやや略式なものとみなされる=Wikipediaより引用)

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レスキューバッグ(前編)

クライミングの道具たち
クライミングの道具たち

■かばん哲学

 

僕のかばん作りには、一つの哲学みたいなものがあります。
「自分にとってそれが必要か?」
必要だから、考えるのです。
自分が体験で得た知識の中で生まれる疑問があります。
それは何故か?と考える時、再び自分自身に問いかけられる事になるのです。

さて、ヨットやクライミングなどの遊びには、さまざまなサバイバルの要素があり、してみなければ分からないことが沢山あります。その、アウトドアな遊びのシーンに欠かせないとても重要なツール、実にさまざまな種類で興味深い「ロープ」について、先にお話しする事にしましょう。

■ロープって何?

ロープ、と一口に言っても実にさまざまな種類があります。
その昔、まだヨットなど何も知らない頃、ロープと言えば、太い紐、又は綱、と僕は思っていました。そして、ヨットに乗ることで色んなロープを扱うようになり、これらにはさまざまな種類があるという事を知りました。そうなのです、ヨットのロープや、クライミングのロープ、引っ越し屋さんが使うロープetcetc…ロープはさまざまに使われ、それらは決して同じではないという事を知ったのです。

様々なロープ
様々なロープ

■ロープの種類と名前の関係

 

ロープは見た目そっくりでも、用途によって全く違う内容である事がしばしばです。それぞれ同じようなデザイン(柄)だったり、太さだったりする製品もあるので、何も知らずに混同して使われたりすると、大変な事になったりするのです。
ヨットの場合 セイル(帆)を上げるために使うロープを「ハリヤード」といい、セイルをトリム(調節)するロープを「シート」と呼びます。この場合、どちらも調節する為のものですから、伸縮性があってはいけないものを使います。

クライミングの場合、登はんに使うロープは「ザイル」と呼びます。登はん途中で転落した場合、その落ちる高さ(距離)にもよりますが、軽く1トンの負荷(重量)がザイルにかかります。その為、ザイルは落下の衝撃負荷を軽減する為に、伸縮性を持たせてあります。(大げさに言えばゴムの様なイメージ)
この特性を考えずにお互い逆のロープを使うと、その真価が発揮されないどころか、非常に危険でさえあります。

水上スキーや、川で使うロープは「フローティングロープ」を使います。もし水中に沈むと、ボートのペラに絡む危険があるし、水に浮いていることによって、人はそれを見つけやすくつかみやすくなるのです。

そんな風に、ただの「ヒモ」にして、それぞれついた名前は、単に使われるシーンによって使い分けられた名前ではなく、基本的に違う種類のものなんですね。

ロープの使い方は適材適所がポイント!
ロープの使い方は適材適所がポイント!

さてこのように、ロープも用途によっていろいろ考えられているのですから、バッグも用途によって考えるわけです。もちろん、それに使用する材料も。そして、そのバッグは何かのとき、(バッグとしてだけでなく)使えるか出来る限りの機能を持っているかなどです。と言うわけで、JIBのデザインは機能から生まれ、経験によって裏付けされている、という事で成り立っています。

 

いろんなジャンルの遊びをすればするほど、いろんなバッグが必要となり、また、ジャンルごとにたくさん生まれるわけです!

<後編に続く・・・>

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